アニメのように生きよう!REAL AKIBA BOYZ に出会えたことに感謝

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岩間ひかるです。

今日は珍しく、モロッコ暮らしともモロッコ旅とも1ミリも関係ないことを書こうと思います。
私がいまハマりにハマっているものについてです。
恥ずかしげも、惜しげもなく綴りますので、最後までついてきて欲しい。

今私はリアルアキバボーイズに夢中です。
REAL AKIBA BOYZとは、世界で唯一のアニソンダンスパフォーマー。
レペゼン日本の秋葉原。
9人組のヲタクダンサーチーム。全員プロダンサー。

改めて文字にしてみて痛烈に感じます。
自分との共通項の無さを。

私が過去にハマったと言えるアニメはジブリが唯一な感じですし、
完璧に読破した漫画はスラムダンクだけって感じですし、
(モロッコででさえ有名なNARUTOもONE PIECEも嗜んでおらず)
自発的にダンスをしたいと思ったことは人生で皆無でしたし、
もしも私は何ヲタクかと問われれば、モロッコヲタクか、地理ヲタクくらいしか当てはめようが無いです。
あ、あと砂漠ヲタクか?

リアルアキバボーイズとの最初の出会い

そんな私がリアルアキバボーイズ(以下RAB)に出会ったのはX (旧Twitter)がきっかけでした。
ある日突然、私のタイムラインに舞い降りたこちらの動画。

衝撃でした。

キレキレのダンス、場を盛り立てるカリスマ性、演者さんへの愛。
それらの力量と、ご本人の服装とのギャップ。

動画のコメント欄を読み漁ると、この方は「涼宮あつき」さんという方で
リアルアキバボーイズ」のメンバーであることが判明しました。

これが、RABとの出会いです。

YouTubeにはRABのチャンネルがあって、
アニメの曲や、ポップスやTiktokで有名な曲に合わせて踊る”踊ってみた”シリーズや
さまざまなアーティストさんのダンス解説動画などがたくさん上がっていました。

過去の動画を見ていると、アニソンも最近の日本の曲も全然分からない私でも
見ていてめちゃくちゃ楽しくて、彼らは本当に楽しそうに踊っていて、
メンバー同士の関係性もとっても頼もしくて、
いつしか好きなグループになっていました。

いざ初めてRABのライブ視聴

なかでもスゴい!と思ったのは、RAB最年少の龍くんです。
彼は現在で高校3年生、RAB加入時は若干16歳の高校1年生。

ちょうど2023年の夏に開催されていたRedBull Dance Your Styleで
日本大会で優勝し、日本代表として世界大会出場を決めます。

ダンスバトルは何の曲がかかるか分からないなか即興のダンスで勝敗が決まりますが、
龍くんのダンスは、その若さからは想像もつかないような、
音の聴き方・捉え方、それを身体を使って私に”音を見せてくれている”ような感覚。

ダンス音痴な私にとって、彼のダンスはとてつもなく新しい世界だったわけです。

そんなわけで、龍くんのSNSでアップされる練習動画も、
私の日常の一部になりました。

RABが私の日常に入り込むようになってから、1年が経とうとした頃
2024年4月21日に東京ドームシティホールでのワンマンツアーがありました。

それまでもRABのワンマンツアーはあったけれど、
まだ私のなかではYouTubeやSNSで楽しむ程度で良いと思っていたのですが、
4月21日のタイミングはたまたま私の誕生日が近かったこともあって
自分への誕生日プレゼントと理由付けてライブの配信チケットを購入したのでした。

そんなわりと軽い気持ちで初めて見たRABのライブが、すごかったんですわ。。。

まずは音楽。
REAL AKIBA BANDというバンド一団が奏でる生演奏。
生演奏だから、いつも見てるYouTubeの踊ってみた動画とは音の立体感が全然違う。

次に配信カメラワーク。
私、初めてだったのです。アーティストのライブを配信で視聴することが。
なんならこれまで有名なアーティストのライブにすら行ったことないし。
だから、配信視聴って正直あまり期待していなかったのですが、
すっごいワクワクした!本当に会場に居るくらいワクワクした!!

そして最後はやっぱりREAL AKIBA BOYZのダンス。
楽しさやかっこよさ、セクシーさはもとより、息づかいまで感じるような臨場感。
踊り続けてはだけてしまうチェックシャツさえもカッコ良い。

なかでも4月21日のTDCライブでは3組のゲストアーティストが居たんですが、
そのうちのALIさんの音楽に度肝を抜かれてしまいました。
(余談もいいところですが、私の夫の名前もALIです)

巷ではアニメ『呪術廻戦』のエンディング曲として超有名のようですが、
恥ずかしながら私はこのライブで初めて聴いた「LOST IN PARADISE」。
個人的にはその次の演目「WILD SIDE」という曲とRABのダンスの調和が、
TDCライブではベストソングだった!って思っています。色気がハンパなかった!

と、ライブ単体としてかなり楽しんでいたのです。終盤までは。

ライブ本番に仕込まれていたサプライズ

ライブ終盤、メンバーが一列に並びゾマさん(正式名称ゾマやかじゃない!、オレンジ色シャツ)
のMCが始まりました。その一言一言には魂がこもっていて、
ファンへの感謝と次の舞台への鼓舞を伝えるものでした。

次の舞台は日比谷野外大音楽堂!

という発表に、会場のファンも沸き立ちます。
しかし、動画で移り変わる大画面に映し出されたのは

2024年10月4日、RABが日本武道館でワンマンライブをする

という内容だったんです。
これは実は、RABのメンバーにさえ知らされていなかったサプライズでした。

リアルアキバボーイズには夢が2つありました。
RABの活動自体がアニメ化されて、憧れだった二次元の世界に自分たち自らが行くこと。
そのための知名度や影響力を証明するために、日本武道館でワンマンライブをすること。

REAL AKIBA BOYZ結成から17年。
日本武道館を目指すと明言してから8年。

遂に彼らはその瞬間、夢のひとつへの切符を手にしたのでした。
サプライズ演出への驚きの次にやってきた激しい感情で、メンバーは感極まって泣いています。
画面で見ている私も泣きました。

大の男たちが、アニソンでダンスパフォーマンスを17年もの長い間続けてきて、
途中で若手メンバーも加わって、それにともなって新しいファンも増えて、
そうしてやっと自ら打ち立てた大きな夢を叶える姿。

これは、かなりカッコいい。痺れた。

そんな大サプライズがライブ本番中に仕掛けられていて
演じる本人たちも見守る人たちも一気にボルテージが上がります。

その直後の演目はSURVIVEという曲。
この曲はメンバー9人一人ずつに向けた歌詞ごとにパートが分かれている。
各々、自分のパートで渾身のダンスをする。

ここで事件が2つ起きるのだが、それについては後述しようと思う。

渾身のSURVIVEから、終演まで畳み掛けるようにパフォーマンスが続く。
最後の頃には、身も感情もボロボロになったメンバーの姿があった。

ライブを観終えた私は、ライブそのものと武道館決定の両方とも衝撃すぎて
心ここに在らずの使いものにならなくなってしまった、そこから1週間も。。。

SURVIVE中に起きた2つの事件

一つは、とぅーし(水色シャツ)が自分のパートのダンス中に怪我を負ってしまったのだ。
こちらも最近、後日談としてYouTubeチャンネルに動画が上がったのだが、
膝の前十字靭帯を断裂または損傷というかなりの大怪我なのでした。

そんな大怪我なら、直ちに身動き取れなくなって当然のはずなのに、
とぅーしは怪我した演目のあとも、2曲はステージ上にいてパフォーマンスをしようとしていた。
立ち上がれなくなった彼を支えるメンバーの姿がまた、すごく胸を打つ。

最後に本当にステージ裏に引っ込んでしまったと思いきや、
最後の最後にマイクを持って歌うという姿でステージに戻ってきた姿に
メンバーもファンももはや涙で前が見えない状態。

10月4日の日本武道館ライブまでに、とぅーしの怪我が完治して
もとのように情熱的なダンスができるようになるのか、あやういそうだ。
でもきっとみんなの、彼の回復を祈る力が彼にはついてる!
間に合って、元気に踊る姿を見せてほしい。

そしてもう一つの事件は、完全に私にとってだけ事件だった案件です。
事件はSURVIVE中のパート7人目、涼宮あつきさんのパートで起きました。

彼の必殺技、その名も「王手飛車取り」。

現在のあつきさんのダンススタイルは、
ブレイクダンスながらも細かい手足の動きを多用しつつ
次の動きが予測できないような驚きがある、ユニークなスタイルだ。
しかしかつて10代、20代だった頃の彼は、誰もが見てわぁ!と圧倒されるような
パワームーブを炸裂してダンスバトルで勝っていたダンサーだった。

その頃バリバリに活躍していたあつきさんのダンスに影響を受けていたのが実は
2019年にRABに加入した3人のメンバーESPICE(エスピス)だ。

偶然にも少し前に見たRABのYouTubeチャンネルに上がっていた企画動画のなかで
「王手飛車取り」がクローズアップされていて、
とぅーしがあつきさんのネタでいちばん好きだったやつ、と言っている。

RABの武道館が決定したこの大舞台の一瞬に、
涼宮あつきという人はその大技を引っ張り出して、やってのける人なんだ。

これに面食らってしまった。
ファンはもとより、あつきさんのダンスを取り囲んでいた
RABのメンバーが大喜びして、感極まっていたんだ。

あれがヒーローなんだ。

RAB17年の歴史に対して、たった直近1年しか知らない私には正直なところ
あつきさんはアフロヘアで目立つ、トークも上手、華があってセンター。
くらいの甘い認識だった。

でも違った
彼は真のヒーローだった。

きっとあつきさんは夢を叶えた瞬間に、
過去に怪我した恐怖とか、また怪我するかもという恐れを飛び越えて
過去の自分を引っ張り出してくることで、まだ自信のなかった頃の自分を迎えに行ったんではなかろうか。
彼が座右の銘にしているということば「未来に戻ってやり直す」を
あの瞬間ダンスで表現したんではないだろうか、って思ったらすごく感慨深くて。

SURVIVEの後の演目NEW ERAでも、
あつきさんは過去の自分を引っ張り出してたんだよなぁ。

わたし、ヒーローになりたい!

そんな彼の姿を見てこう思った。

私もヒーローでありたい!

なんだか、長い間気付かぬうちに封じていた
自分の本心に再会したような気持ちだ。

幼い頃の私はヒーローのようでありたかった記憶がある。
戦隊モノごっこをする時は女子だから甘んじてピンクまたは黄色役だったけど、
いつだって憧れていたのはヒーロー役の赤色マンだったし、
リーダー的な男の子が好きだった。

たぶん部活動でずっとキャプテンをしてきたのは
そういう自分の一面があったからなのだろうと、今になってみれば思うが、
学生生活から一歩社会に出て、モロッコに移住してからは特に
チームとかリーダーシップとかそういったものとは縁が遠い感じになりつつあった。

じゃあ私は、誰かからヒーローだと認められたいのか?
と自分の心に聞いてみると、それは違うように思う。
つまり私にとってのヒーローの定義は、

やる時はやるヤツでいたい。
私自信が自分にとってのヒーローでありたい。

ということらしい。
ふむふむ、だいぶ自分の本心が見えてきました。

サハラ生活を乗り越えて、マラケシュ生活も少し落ち着きつつある今
そろそろ、次の挑戦がやってくるのかもしれませんね。
いつでもキャッチできるように、準備運動をしておきましょう。

これまでの人生で誰かの熱烈ファンとか、追っかけをしたことのなかった私にとって
REAL AKIBA BOYZへの自分のハマり具合や、
涼宮あつきに始まり、最終的に涼宮あつきで腹落ちしているこの現象は
新しい経験でとても新鮮なものです。

もっぱら自分のことにしか興味のない私が、
手の届かない他人の夢の達成に涙したり、心動かされることを今は楽しんでいます。

そういう新しい体験をさせてもらっているREAL AKIBA BOYZと
私の隠れたヒーロー所望に改めて気付かせてくれた涼宮あつきさんに
とてもとても感謝をしています。ありがとう。

そして、彼らが掲げる

”アニメのように生きたい”

これはマジで金言だと思うし、
私もアニメのように生きたいって思ってる。
(かなりマニアックなコアウケしかしないアニメにはなってきてるとは思う。)

そして2024年10月4日の日本武道館でのワンマンライブ。
すごく現場に行きたい!!夢叶えた彼らの姿を見届けたい!

まずはモロッコからの旅費を稼ごう、話はそれからだ。

<RAB日本武道館ライブ プレイガイド先行抽選>
◾️受付詳細
受付期間: 2024/7/13(土)20:00~2024/7/28(日)23:59
当落発表: 2024/7/31(水)15:00頃

◾︎受付URL https://l-tike.com/rab/

◾︎詳細 http://abstreem.co.jp/RAB/archives/3443

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