岩間ひかるです。
私を取材していただいた読売テレビの番組
「グッと!地球便」が、2023年3月26日以降各地でオンエアされました。
おそらく全国でいちばん遅い放送だった
私の故郷である青森でのオンエアを4月7日に終えて
各方面からいろんなメッセージを頂戴しています。
「グッと!地球便」
このオファーが最初にあったのは
2022年の秋ごろでしょうか。
人材リサーチの方から、番組製作のディレクターさんへと引き継がれ
2023年1月に取材クルーがモロッコ入りして取材をしました。
「グッと!地球便」は大阪拠点で製作されている長寿番組らしく、
日本にいた頃テレビ無し生活だった私は存じ上げませんでしたが
めずらしく青森でも放送されてたようです。
芸人のぐっさんこと山口智充さんが、
親元から遠く離れて生活する日本人の暮らしの様子を収めたビデオを、
日本にいる家族に持ち帰って見せながらお話をする
そういう主旨の番組が「グッと!地球便」です。
単に海外生活の様子を見せるだけではなくて、
主に親と子のストーリーを軸に、番組が作られているのが特徴。
私はモロッコ移住前に母を亡くしているので、今回の番組は
モロッコでなんやいろいろ頑張って生きてる娘と、
青森にいる父、そして亡き母を紡ぐ
ストーリーで描かれたのでは無いかと思います。
と、他人事ふうなのは、これを書いている時点で
私は全編を見られていません(笑)
お友達から届くスクショや、短い動画で
なんとなく全容を推測しながら書いているところです(笑)
たくさんの反響のなかから
多くの人から
「感動した」
「泣いた」
など、いろんな感想を頂戴しました。
大きな器で育てて見守ってくれた父と母には本当に感謝しているし、
父と母の信頼に応える最良の方法は、
どこで何をしていようと私が幸せでいること。
不謹慎だけども人生80年設定とした場合に
私の父ももう人生の終盤に差し掛かっています。
他の誰かの心配をするとかじゃなく、
自分の人生の総仕上げに向かって行って欲しいと、心から思ってる。
いろいろ感想をいただいたなかでも
すごくうれしかった言葉があって、それは
「生きてく力をもらった」
「今を生きてる!」
というものです。
生きる力、生きる強さ
まだ私が日本にいた頃、
東京にある大学に在籍させてもらって、
そのあといくつかの会社に属した日々。
全ての仕組みが整備され、完成された「東京」という場所で
私は”東京という板の上で生かされている”感覚こそあれ、
”東京で私は生きてる!”という感覚は得られなかった日々。
そんな私がモロッコへ来ると、
家で採ってきた野菜や卵を道端に並べて売ってるおじちゃんがいたり
1個100円やそこらのサンドイッチをエネルギッシュに売り捌くおじさんがいたり
観光客に道案内して小遣い稼ごうとする少年がいたり
工芸品をコツコツ手作りする職人がいた
ぶっちゃけ、それでどれだけ稼げてるのかは未知数だけども
みんな「自分で生きてる」感がハンパなかったんだよね。
そういう生き方に衝撃を受けたんだ。
そして、めちゃくちゃカッコいいと思った。
私がモロッコへ移住して、もうすぐ9年が経とうとしています。
プライベートツアーのHikali Safariから、
マラケシュでリヤドDar Miraiを始めて、
サハラにグランピングJardin Kotoriを建てて、
砂漠の農場エコファーム・サハラを始めた。
どれも、アリと私とで決めて、やってきた。
生きる力に満ちた軌跡だ。
だけど、この軌跡に深みと強さをもたらしたのは
コロナ禍のどん底の暮らしだったろう。
”生きる”
っていうことに、
何さえあれば十分なのか
それを知るのに十分な2年余りだった。
私の場合それは、
莫大なお金じゃない。
誇れる仕事でもない。
名誉や他人に認められることでもない。
そのかわり、
陽や風をしのぐ家があって、
水を飲みご飯を食べ
支え合う家族が居て
自分の役割がある
これさえあれば、
人は強く生きていられるんだなと思った。
だから、今回のテレビ番組が
誰かに生きる力を与えたなら
それは本当にうれしい。
生きる力を取り戻すんだ
なぜなら私がこんなに
モロッコやモロッコ旅を強く伝えたいのは
”あなたの生きる力を取り戻せ”
だから。
モロッコの土地に溢れる大自然の放つ偉大なエネルギーと
そこに生きる人々の逞しさに触れて欲しい。
そして要らない飾りや贅肉を削ぎ落として
あなたにとって”生きる”とはシンプルに何なのか、
いうことに直面するが良いさー!
内心そう思いながら、
人々にモロッコ旅の魅力を発信しています。
だから、とうとう私自身が
モロッコの人々のそんな生き方に近づけたのかもしれない、
そこのところが、とっても自分にガッツポーズなんだ。
私のYoutubeチャンネルにこっそりあげてます。
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